詳しすぎるぞ!出場チーム紹介!!北海道恵庭南高校(北海道)
オンライン選手権予選は12位通過。例年の恵庭南高校を知っている人達にとってこれはちょっと意外な結果だろう。恵庭南といえば、北海道の強豪校。インターハイでも過去10年間で表彰台のり5回。2013~2016年には4年連続3位になっている。青森山田、井原、神埼清明が3強という状態が続いているインターハイだが、恵庭南は確実にその「すぐ下」にいるチームだ。
その強さを支えているのは、北海道にしっかりと根を下ろしているジュニアクラブ・北海道新体操クラブ恵庭(旧・恵庭RG)だ。2012~2015年には、全日本ジュニア団体4連覇という金字塔を打ち建てた北の雄。連覇が途切れてからも、ジュニアはほぼ毎年、全日本ジュニア上位の力を維持しており、彼らが進学してくる恵庭南の地力が落ちることはない。
恵庭南の強さを証明しているのは、インターハイに出場するいわゆるAチームだけが強いのではなく、セカンドチームで出場している全日本団体選手権での成績だ。優勝こそはないが、他の高校やクラブがトップチームで出てくる中、常に上位入賞。つまり全国トップレベルの団体に入れる選手が少なくとも12人は毎年いる、それが恵庭南高校なのだ。
オンライン選手権より前に行われた道内の大会を最後に3年生は引退したという恵庭南。オンライン選手権には1~2年生のチームで出場している。予選12位という結果は、新チームゆえなのだろうが、例年どおり5月に全日本団体選手権が行われていれば、そこに合わせてこられていただろう力はもった選手たちだ。オンライン選手権決勝に向けての1か月間で急速に完成度を上げてきている可能性はある。実施力の高さが持ち味の恵庭南高校だけに、その強みを発揮できることができれば、決勝での大化けはおおいにあり得る。ダークホースとして赤丸をつけておきたい。
※参考記事(2016インターハイ前)
「新体操沼はまり歴20年ライターが見る 男子新体操オンライン選手権2020」