女子の結果は、1位:野口 啓代選手、2位:森 秋彩選手、3位(同着) :伊藤 ふたば選手・野中 生萌選手
写真:窪田美和子
「牛乳石鹸 presents ~Master of BLoC~ THE BOULDER BATTLE」が10月17日、クライミングジム「Fish and Bird」(東京都江東区)にて開催された。
まず最初に行われた女子は、ファン投票で選ばれた、森秋彩、伊藤ふたば、野口啓代、野中生萌、中村真緒、小武芽生、大河内芹香、松藤藍夢のベテランから若手まで国内のトップ選手8名が揃い行われた。
初戦の森と松藤の若手対決は、先行の森が一撃し、TOPまで到達するものの保持できなかった松藤を抑え準決勝へと進出。
二回戦の野中と中村は、同じ東京出身で野中に憧れ実力を伸ばしてきた中村との注目の対決となった。先行の中村が一撃し野中にプレッシャーをかけるものの同じく一撃で譲らなないラウンドが2回続き、両者同着での準決勝進出となった。
続く三回戦は伊藤がランジを決め好調をアピール、四回戦は女王野口が圧巻の完登を決めそれぞれ準決勝へと駒を進めた。
写真:窪田美和子
準決勝一回戦は、森、野中、中村の3人での対決。出だしのコーディネーションムーブをいずれも失敗し、ダイナミックなムーブを得意とする野中が有利とみえたが、森がオリジナルムーブを駆使し突破、そのまま完登を決めての決勝進出となった。
二回戦は今年のボルダリングジャパンカップを制した伊藤と女王野口の対決。最初の課題はどちらも一撃しプライドを賭けた展開となるが、次の課題も完登した野口が新旧女王対決を制した。
決勝はまず先行の森が一撃を決め野口にプレッシャーを掛ける。後行の野口が初手でミスをし場内がどよめく中、落ち着いて2トライ目で完登し、決着はスーパーファイナルへと持ち越しとなった。
続く最終決戦は、両者ともに前半のムーブから苦戦する展開となる。まずは4トライ目に難所を抜け出した野口が完登。時間ギリギリまで森もトライを重ねるものの完登できず、野口の優勝が決まった。
三位は伊藤と野中が同着で表彰台へと滑り込んだ。
写真:窪田美和子