熱い戦いの行方は・・・。
写真:窪田美和子
まず最初におこなわれたのはミドルクラス。
年間ランキング上位を占める若い選手と長年このクラスを盛り上げるベテラン青木選手との戦いという構図。
1課題目。年間ランキング5位の荒木選手が唯一の完登で一歩リードする形でスタート。2課題目は年間ランキングトップの滝口選手と青木選手がゾーンを獲得するも完登には至らず荒木選手を追う展開となる。最終課題も2人は完登目前まで迫り逆転優勝に手をかけるものの惜しくも荒木選手の逃げ切りが決まった。
1位:荒木 裕也
2位:滝口 紘生
3位:青木 実
写真:窪田美和子
続いてマスタークラス。このクラスで実績を残し、ジャパンツアーなどの公式の全国大会に活躍の場を移していった例が多いいこともあり、選手たちの熱量は一段と高い。
1課題目は今泉、鎗田、藤野の3選手がゾーン獲得という静かなスタート。2課題目もなかなか完登が出ない中、ランキング1位の佐藤選手が圧巻の1撃でその強さを見せつける。最終課題では、出だしのランジに苦戦するなかランキング4位の今泉選手が12アテンプトの鬼トライで完登を決め逆転。完登するしか後がなくなった佐藤選手も終了間際にランジを決めるものの時間切れで完登を逃した。
1位:今泉 到樹
2位:佐藤 悠織
3位:鎗田 浩平
写真:窪田美和子
レギュラー女子クラスはユース大会などで活躍中の伸び盛りの選手たちの戦いとなった。
1課題目、最初に出場した、繰り上げ出場の望月選手が8トライで完登し続く選手たちにプレッシャーをかける。2課題目終了時点で2完登同アテンプトで並んだのは、ランキング1位でユースB世代の竹内選手と、ランキング3位ユースCの関川選手。最終課題、先にトライした関川選手が一撃。竹内選手も完登したもののトライ数で優勝を逃した。
1位:関川 愛音
2位:竹内 亜衣
3位:長谷川 颯香
写真:窪田美和子
ボルダリングジャパンカップへの登竜門ともいえるレギュラー男子クラスも接戦となった。
1課題目を完登したのは星、番匠、齋藤の注目の3選手。2課題目は4選手がゾーンを獲得するものの完登者は現れず、優勝の行方は最終課題へともつれ込んだ。
まずは2番手に登場した篠原選手が熱いトライで完登。続く星選手はプレッシャーのかかる場面の中、2トライ目で完登し、この時点で優勝を決めた。年間ランキング2位の斎藤選手も圧巻の完登をし、最後はランキング首位の番匠選手。完登で2位を決めたはずが、まさかのトップホールドを喜びのあまりマッチし忘れるというミスで惜しくも3位となった。
1位:星 優輝
2位:齋藤 正樹
3位:番匠 大樹