女子の見どころはやはり、正確なドローショットとそれを成功に導くチームワークです。
試合中に多くの数字を選手たちは会話の中で発していますが、カーリングは競技中、状況に応じて臨機応変な対応をし、作戦を変えていく競技であるため、ストーンのスピードやどこまで届くかといった、力加減などを数字を目安にしてチーム内でコミュニケーションをとっています。
ストーンが1回通った氷の表面は変化し、滑り方も変わってくるため常に観察しながらスキップに情報を伝え、正しい判断を導き出すということをストーンが投げられてから止まるまでの約24秒間の中で何回も行います。 彼女たちの発した数字を読み解くことで、皆さまもその場にいて試合に参加しているような体験が出来るはずです。
そしてメンタルも大きく影響し、どんな状況でも真ん中にドローを決める。挑戦する勇気を彼女たちは常に見せてくれています。これは強くはじき出すテイクアウトショットより、女子が正確なドローショットを主体とした試合展開になるということから、ハウスの中にはストーンが多く存在し最後に一番中心に近くにドローを決めなければならないということが関係しています。
もしあなたがオリンピックの決勝で最後に真ん中にドローを決めなければいけない瞬間を考えてみてください。ドキドキとワクワクが止まらなくなると思います。